今日は僕の50歳の誕生日だ。 50歳。日本では「五十にして天命を知る」と言うらしい。自分の運命を悟る年齢ということだが、正直なところ、悟りきった境地にはほど遠い。けれど、一年一年年を重ねるごとに、自分の人生に対する考え方が少しずつ変わってきたのを感じる。 双子の兄との違い 僕には一卵性双生児(一卵性双生児)の兄がいる。僕たちは顔はそっくりだが、選んだ人生の道は対照的だ。 兄の道: 彼は仕事が非常に有能で、IBMやNVIDIAといった大企業へ次々と「転職」し、キャリアを築いてきた。収入も僕よりずっと多いだろう。しかし、その分ストレスやプレッシャーも大きく、毎日夜遅くまで働いている。 僕の道: 僕は小さな会社に20年以上勤めている。兄のように大金を稼ぐわけではないけれど、残業をせず、家族との時間を何よりも大切にしてきた。 家族こそが僕の誇り 兄は結婚も遅く、今は5歳の娘が一人いる。一方で、僕にはもうすぐ12歳になる双子の息子と、下の子を合わせて3人の子供がいる。 双子の育児は本当に大変だった。だからこそ、妻の実家の近くに住み、義理の両親に手伝ってもらいながら、みんなで子供たちを育ててきた。 毎日18時に退社し、渋滞の中を1時間かけて帰宅する。家に着くのは19時頃だが、そこから子供たちの宿題を見たり、一緒に過ごしたりする時間は、僕にとって何物にも代えがたい。台湾のIT業界でこれほど家族との時間を確保できるのは、本当に珍しいことだと思う。 妻への羨望と子供たちへの願い 妻は元々看護師だったが、自分の道を探し求め、カナダへ留学してモンテッソーリ教育を学んだ。今は幼稚園の教師として、大好きな子供たちに囲まれて毎日楽しそうに働いている。 自分自身のキャリアを振り返ると、若い頃は「何をしたいか」よりも「何を学べば稼げるか」という教育方針に縛られていた気がする。だからこそ、自分の子供たちには、できるだけ早く「自分が本当に好きなこと、知りたいこと」を見つけてほしい。好きなことを仕事にするのが、人生において一番幸せなことだと思うから。 50歳を迎えて 兄のような華やかなキャリアではないかもしれない。けれど、愛する家族に囲まれ、子供たちの成長を間近で見守ることができている今の人生に、僕は 一点の悔いもない 。 明日からまた新しい一年が始まる。50代という新しいステージを、自...